Scalafmt を sbt のプラグインとしてインストール・実行する方法
1. はじめに
Scala の自動整形ツールは,Scalafmt と Scalariform が有名です。筆者は,開発頻度も高く,ドキュメントも充実している Scalafmt を愛用しています。IntelliJ IDEA のプラグインとして Scalafmt を使用する場合は簡単に導入できますが,sbt のプラグインとして Scalafmt を使用する場合 1 は一手間かかります。そこで,本記事では Scalafmt を sbt のプラグインとしてインストール・実行する方法について記述します。
2. 環境情報
次章以降で行う作業は以下の環境下で行ったものである。
- mintty Ver.3.0.0
- Bash Ver.4.4.19
- sbt Ver.1.2.8
- Windows 10 Pro Ver.1809
3. 事前準備
任意のフォルダ内に以下のようにファイルとフォルダを作成・配置します。
sbt のバージョンによって plugins.sbt の記述方式が変わってくるので Scalafmt のドキュメントを確認してください。
任意でインテンドを挿入してコーディングエラーを再現しています。
4. インストール・実行
任意のフォルダ直下で以下のコマンドを実行すると Scalafmt が自動的にインストール・実行されます。
インテンドが修正されていれば成功です。
5. おわりに
FAQ や .scalafmt.conf などについては Scalafmt のドキュメントに詳しく記述されているので,そちらを参照してください。最後に,本記事が少しでも Scala ユーザーの助けになれば幸いです。
-
Visual Studio や Atom など,IntelliJ 以外の IDE,テキストエディタを使用する場合 ↩