Coursier を用いた Scala 開発環境構築用 Dockerfile の概要と動作確認
1. はじめに
近年、Scala の開発環境の構築には Coursier の利用が一般的です。しかし、執筆時点では公式の Docker イメージが公開されていないため、自身で Dockerfile を作成しました。本記事では、この Dockerfile の概要と動作確認について記述します。
2. Dockerfile
今回、作成した Dockerfile は以下の通りです。ベースは Ubuntu を採用しています。後は、シンプルに公式ドキュメントのインストールコマンド 1 を Dockerfile コマンドに変換しています。しかし、公式ドキュメントのインストールコマンドだけでは、パスが見つからずエラーになるので、最後に手動で環境変数を設定しています。
3. 動作確認
docker build
コマンドで Docker イメージを作成します。docker run
コマンドで Docker コンテナを立ち上げて、コンテナに入ります。コンテナ内でテスト用の Scala ファイルを作成して実行します。ターミナル上に「Hello, World!」が表示されれば正常に動作しています。
4. おわりに
ここまで、Coursier を用いた Scala 開発環境構築用 Dockerfile の概要と動作確認について記述してきました。今回、自作した Dockerfile は最適化などを行っていないため、ビルドされた Docker イメージは 1.81GB になります。また、sbt の動作確認なども行えていません。今後は、これらの課題解決に取り組みたいと思います。
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Coursier, Installation:https://get-coursier.io/docs/cli-installation ↩